午後になって昼ごはんもたんまり食べた私は(よくそんなに・・・と言われる)(でもまぁ普通じゃん?)
いつもだったらお昼寝の時間ーとかいって縁側でごろりと横になって
昼ごはんに食べた物を消化吸収するのだけれども、今日はおやつを早く食べたくなった。
私は昼ごはんのあとすぐにおやつをたべたがる癖がついてしまっているのだ。
(ちゃんって実は胃が4個ぐらいあるんじゃないのー?)(ほっとけ!)
食べ過ぎるってのもいけないよなぁ、と思って縁側にごろりと横になって眠るとか言っても
どーせ、幸村が殿っ殿!と寄ってきては、団子でもどうか、とすすめるため、
ちっとも胃の休憩時間には程遠い。さらにその後には佐助がしゅたっとどこからともなく現れる。
(ちゃーん、おやつ食べよー)って、そうすると幸村が(なな、佐助!)なんて
びっくりしてたりして、その顔をみるとつい笑えてしまう。
佐助は決まって幸村とおやつしてるときになんか団子とは違うおやつを持ってきてくれるから、また食べてしまう。
(そんな、目の前におやつ置かれちゃあねぇ)(食べるしかないじゃないの)
とにかく食べることが好きですから!(胸張り)
そんなわけで私は珍しく佐助や幸村やその他の人を犠牲にしなくて、自分で食べる分だけの
おやつを買いに行くことにした!歩きで!ウォーキングで!えらいな私!
(いやいやいや、そんないつも幸村のおやつとか横取りしてないし!)
(佐助に買ってきてーと頼んだ覚えもないよ!うん!!)
お館さまから少しもらったお駄賃を手に握りしめて、(ほんとはすごく貰ったけど居候の身で悪いからって返した)
ふぅ、なんだか初めてのお使いみたいだ、とちょいとドキドキワクワクして。
だってこっちにきてからあんまし外には出なかったし。
恵まれてるからって働かなすぎだ。
運動はちょいちょいやってるけど、この前中庭で瓦をちょいと割ったら、幸村に壮絶な顔をされた。
あれは、鍛錬すればできるんじゃないかな、うん。握力と手刀だけだ、長所は。
すばやく動いたりとか佐助みたいなことはできないし。
私としてはそういうことよりも、りんごをつぶしてりんごジュースが出来る日を目指している。
あれ、便利な機能だしね!
おいしいと評判の甘味屋まで歩いて20分。普段は昼寝と食事に費やしているぐうたらな私にとっては
結構つらい道のりだと思われるが。
しかも一人って会話する相手とかいないから余計暇なんだよなぁ。
でも一人でのんびり歩くのもたまにはいいもんだよね。
ただとてつもなく太陽がじりじりしてますけど。
日陰を好んでさっきから日陰ばかり歩いている。
女の人なんかは日傘さしてるけども、女要素が少ない私には考えもつかなかった!
日焼けとか気にしてんじゃなくてただ単に暑いだけだ。
じりじりじりじり暑いんだよ!と叫びだしたくなる気持ちも押さえ、てくてくとひたすら歩く。
(もう20分ぐらいたったんじゃねーの?)(速く歩くの苦手なんだよ!だから時間かかるんだよ!)
「やほう!発見したよーん!うわぁい団子!団子!!くしにささって団子♪」
残念ながら団子三兄弟、団子♪と返してくれる人はいないか。
いたら逆に怖い。
やっと見つけた!!人結構いるんだなぁ←嫌そう
さすが、話題の甘味屋。団子買うのに何分かかるの。
それでもまだ時間帯的にはおやつどきではないらしく、そこらの定食屋の方が、
こんでるんじゃないかなぁという程度のものだったから特に急ぐ理由もなく(はやく食べたいけどさ)
日陰に入ってぼーっと休みつつ順番を待つことにした。
ようやく人がまばらになってきて今なら団子がすんなり手に入る、といった頃合を
見計らって甘味屋に突撃。さらに大声で叫ぶ。
「団子、30本ーっ!!テイクアウトで」
「だ、団子30本にござりますか!?」
「そう!よろしくっ!」
驚愕されちゃったー。あはは。ていうかテイクアウトとか訳わかんないよなぁ、この世界じゃ。
苦笑がついついもれる。
私の食い意地はすごいはってるんですよー、食べすぎだって言われちゃうんですけどねぇ、
と自分で言っちゃっていいのかなぁと思いつつも
甘味屋の可愛いおねーさんにそう言う。
「あ、でもそれぐらい多く注文なさる方もおられます」
「え、マジで」
「(マジ・・・?)ええ、それはもうたくさん買ってゆかれます。
なんでもとてもおいしそうに召し上がる方がいらっしゃるそうで」
「ふうん、そうなんだ。それは是非ともお近づきになりたいものだねぇ」
今度その方にお会いしたら伝えておきますね、とふわりと微笑まれて、
是非ともおねがいしますと答えつつ、団子30本を受け取った。
と、そのおねーさんがふと後ろを見て、あ、とこぼした。
どうかしたんですか、と首を傾げてからおねーさんの視線の先を見た。
「あの方ですよ。いつも団子をたくさんお買い上げになる方は」
「へぇ、グットタイミングー♪って・・・・あれ、は、」
ちょ、どーも見たことがある人が近づいてきてならないのですが。
赤い、赤いよ。さらにこっちに全速力で走ってきてさらに目が合っちゃったりなんか
しちゃったりで、私の名前連呼してるよ。落ち着け落ち着けどーどー。
(そんなに猛スピードで走ってきて)(視線独り占め)
「殿殿殿殿殿ーっ!!!」
「・・・大量買いってのは幸村のことかぁ」
「お知り合いでしたか」
お知り合いっていうかなんていうか。
うん。
「殿!探したでござるよ!!」
「ああ、うん。どうしてここって分かったの」
「城の者に聞いてまわったのだ!」
「いやいや、ごめんね。ちょっといつもより早く食べたくなってさ」
「団子を買いに行かれるならそれがしも、いいいっ、一緒に、」
「いつも頼んでばっかりじゃ悪いかなと思って自分で買いに来たんだけどね」
理由を話すと寂しげな顔をして、しゅんとうなだれるもんだから、
え、私なんかまずいこと言った?!とちょっと焦る。
むしろいいことしたと思うくらいだったんだけど。
おねーさんが焦る私にこっそり耳打ちする。
(幸村さまはさまといることがとても嬉しいのだと、ここへ来られるたびに
おっしゃられるのですよ、)と。
聞こえていたのか幸村が(ななななっ何を言うか!)と顔を赤くして叫ぶ。
うわぁ、本当に町中の視線独り占め。
しょうがない、
「幸村、団子いっぱい買って帰ろう。おやつの時間に間に合わなくなる」
「殿!それがしは、」
「はいはい、今度は2人で一緒に買いに来ようね」
「・・・約束でござるよ!」
もういっかいはいはい、と言って、また買いに来ますとおねーさんに伝えて
甘味屋を後にする。なんだ、にこにこして。
さっきまでの落ち込みようが嘘みたいだ。
ぐいっと手をひかれ、城へと向かう道を歩く。
こういうのは恥ずかしがらないのー破廉恥の分野にははいらないのー?
と思って幸村の顔を見たら、その視線に気付いたかのようににっこりと笑って
「さぁ、殿!帰って一緒に団子を食べるでござる!」
なんていうから、私はそうだね、と笑いながらそうかえして、
つないでいる手については何にも言えないじゃないか。
なんて当たり前の幸せ
(幸村!それ私の分の団子)(何と!それだけ食べたのにまだ食べる気でござるか!)
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幸村が幼稚園児みたい・・・・撃沈。