ねぇ、たとえば宿題がめっちゃたまっているとして、それでちょーど私の大嫌いな科目だったとして、
んで手伝ってくれる友達はみんな私を見捨てて、さらに眠気まで漂ってきちゃってたりなんかしたりして、
もうどうしようもない状態になっているのに、目の前で寝られたらどう思う。
いや、普通は少しは手伝えよ!とかいってスリッパでスコーン!とあのGから始まる台所生物をたたくようにだね、
殴っても良いと思うんだ、うん。許される行為なんだそれは。ああ、もうとにかく目の前で寝るなってこと。
むかついてくるから。

「お前が悪いんだろ、いつまで経っても宿題を先延ばしにしてるから」

おやまぁ、てっきり寝ているかと思ったら起きてたの。まったく知らなかった。起きてたなら手伝えよ。
たく、無駄に顔がいいだけじゃこっちはやってらんないっての。
手を動かせ、手を。

「なんでそんなことまで言われなくちゃいけねーんだよ」

というか心の声につっこむなよ。ふあああー、いけない眠くなってきた。
シリウスの顔って見てると眠くなるんだ。というかなんていうの目が勝手に閉じるっていうか。
なんだろ?見たくないって無意識に思ってたりして勝手に閉じるのかな。
あーシリウスってばいいかげんにしてくれないかな。

「お前、言うことひでーよな。俺、傷ついた」

勝手に傷ついてればいーんじゃないの?別に私にはまったくこれっぽちも関係ないから。
とにかくこの魔法史のレポートを仕上げなければならないのだ。
そこらへんにねっころがって暇そーにしているどっかのシリウスくんとは違うのですよ。

「思いっきり名指しじゃねーか。しかもさらに酷い発言」

本当のこと言って何が悪いの。私さ、レポートちゃーんと出したんだよ?
なのにさ、再提出とかいう判子を押されて返されてさ。かなりショックだったんだよね。
だって100cm以上の羊皮紙のびっしり書いたのに再提出ってさ、ほんとありえない。
あ、なんか勉強してたらおなかすいてきた。お菓子食べたい。

「再提出って・・・。あんなでかい字で書いたら誰だって再提出だって」

何か言いましたか。私にはまったく聞こえませんでした。
おなかがすいて意識ももうろうとしてきました。あーシリウスくんがちょっと手伝ってくれるだけで、
かなり私救われる気がするんだけどなー。ねーシリウスくん。

、その笑顔怖い。・・・しょーがねーな、手伝ってやる。お礼は膝枕な」

一言余計だ、大ばか者めが。
てゆうか何、膝枕って。あんた散々寝てたじゃん。むしろ私にして欲しいくらいだっていうのに。
あ、そうだいいこと考えた!私がシリウスに膝枕してもらって寝てる間に、シリウスは私のレポート書けばいいんだよ。
ナイスアイディア!ね、そう思わない?思うよね!んじゃ遠慮なく寝るね!後はよろしく!




「はぁ?ちょっとまてよお前!なんで俺が一人寂しくやんなきゃいけねーんだよ!」
「まぁまぁ、吼えるな吼えるな。いいじゃん、私が膝で寝ててあげるからさ」
「なにがいいんだよ!」
「え?だから寝ててあげるから、シリウスは寂しくないでしょ?」
「だからなんでが寝て俺が起きてお前のレポートやんなきゃいけないんだよ!手伝うだけっつったろ!」
「・・・んじゃ私、ベットで寝る。じゃあね、おやすみ、シリウス」
「ちょ!・・・レポートはどうすんだよ!」
「いいよ、そんなもん!明日出さなくても死ぬわけじゃないし、リーマスに手伝ってもらうから」
「やっぱ待った!は寝てていいから、俺のそばに居てくれ!」

ほら、やっぱり。だったら最初から寂しいって言えばいいのに。
レポートと格闘している私をおちょくって遊んでいるなんて許さなくてよ。
なーんて!私もまぁただシリウスで遊んでみたかっただけなんだけどね。
それに・・・一人羊皮紙と格闘してるなんて、寂しいことこの上ないもんね。



寂しさからの脱却