昼飯にしようと思い、サンドイッチを買いに走り急いで帰ってきたらこのざまだ。 目の前で思いっきりため息つかれましたよ、この生まれてこのかたモテモテで仕方なくて生きてきた この完璧な俺、シリウス・ブラックを前にして、ため息ついたぜ!この女。 俺の心臓は、がいるから鼓動を早くしているのか、それともただ単に走ったからなのか。 それは定かじゃない。はっきり言ってこいつはよく分からないからだ。 「いや、別に人間知らないことも罪だよねって思って」 「(意味分かんねぇ!!)」 「んじゃ、帰るか。寒いし」 「(まぁいいや)腹も減ったしな」 「おうよ」 腹が減っているせいなのか、足を必死で早く動かしてやけに早歩きで歩いていくの隣を 悠々と歩きながら、 (あ、やべこういうこと思ってるとチョップ食らわされる!マズい!) のことだ、「どうせ私は足が短いですよーだ!」と怒った顔を見せるに違いない。 まぁ、日本人と英国人は体のつくりが違うからな。俺が足が長いのもしょうがない。 (あ、やべこういうこと思ってるとチョップ食らわされる!マズい!しかも2回目!) でも、そんなちょこまかして小さい所もの魅力の一つでもあると俺は思うのだが。 ・・・あーなんか俺おかしい。変態?もしかして変態?なに見てもだったらかっ・・・かわ 、可愛いなんて思ってしまうなんて。もしかしてジェームズ並みか?!だったらかなり重症だ。 そんなこんなで俺がもんもんとしている間に、あっという間にホグワーツへ着いてしまった。 そういや、俺ろくな会話をと会話していないことに気付いた。 あー貴重な時間をなに無駄に浪費してんだ、俺! 俺が苦悩の絶頂に立たされたとき、前を歩いていたは急に女子寮の前で立ち止まった。 見てみると、階段を上がったところにそいつはいた。 逆に俺たちは階段の下から見上げているような形になるので、そいつが仁王立ちしている例の、 あの、最近俺に危害を加えることが少なくなったはずの・・・はぁ。 ・・・リフィア・シュルツが何故か今俺の前に 立っている。いや、本当に何故。 「?その後ろにいる奴は誰かしら?」 「あ!リフィア!!」 「げ」 「シリウス・ブラック、ここ女子寮、しかもレイブンクローのね」 「お前こそなんでいるんだよ」 「あら?聞こえなかったのかしらー?ここはレイブンクローの寮よ」 「あーリフィア。なんかシリウスとは一緒にご飯食べることになってさー」 「つーわけだ」 「勝ち誇るんじゃないわよ。どうせ無理に頼み込んだんでしょ?土下座とか」 「してねーよ!!どんだけ俺必死なんだよ!」 「あら・・・必死、じゃないのかしら?」 リフィアの声のトーンが下がった。そして怪しく微笑む。 それはいつもの笑いとはちょっと違う、笑みだった。 俺はそれにひっかかりを覚えつつも、とりあえず会話を進める。 「んじゃ、俺とは昼飯食べるから・・・いっつー・・・・っ!!」 「待ちなさい、勿論私も一緒に食べるわ。お昼まだなのよね」 「はぁ?何言ってんだお前、・・・っ!!」 「じゃあ、リフィアも一緒に食べようよ!」 「(なんだと?!!!ちょ、待て、!!)」 「そうねー。じゃあ、私紅茶を淹れて来るわ」 「あー私も手伝う!」 何か俺が喋るたびに、ものが上から落ちてくる。しかも地味に痛い。 はで俺のことを見向きもせずに、魔王のもとに駆け寄って笑顔でパタパタと女子寮の方へと駆けていく。 だぁああああ!俺のこの誘いに乗らないなんて・・・。てゆうかおかしくないか。 あいつ、俺に告白したんだよな?なのになんだあの、さも迷惑ですって顔は。 * 「つーわけだ」 「シ、シリウス・・・・君って奴は!」 「酷い話だろ!この俺が!誘いを断られるなんて!あーっ!もう本当にあの女ありえねー!!」 「あはははははっはははは・・・・!!!ひぃーお腹痛いよ!!」 「ジェームズ・・・お前・・・」 「ああ、ごめんごめん。悪気はないんだよ、いやむしろ応援しているくらいだ。でも・・・!」 「こんなこと前にもあった気がする・・・はぁ」 「ほんと悪かったってば、ぶぶっ!あの、それ、それでどうしたわけ?」 「どうしたもこうしたもない。3人で昼飯食っただけだ。しかもサンドイッチとられた」 「君って・・!ほんっと予想を裏切らないな!ははははっ、傑作だよ、ほんと!!」 「ジェームズ・・・殴るぞ」 「シリウス、君は頑張ってるさ。すごくね」 この言葉を聞いた時ちょっと泣きそうだったなんて、死んでも言えない。(いやだってもう 発言するたびにあのカナダライ?とか言ったか?それが落ちてくるんだぜ。おれ頑張った。 しかもブリザード吹いてるしさ・・・俺なんて不幸なんだろ。ついてねーなぁ、ほんと。 いや、待て、ついてないとかもうそういう運の問題ではない気がしてきた。) menu ----------------------------------------- |