ふわりふわり、と浮くのはやっぱり少し怖い。
それが不安定ならなおさらのことである。




「・・・・も〜怖いよ〜やだよぉ〜・・・・・・・・・」
「何言ってるの。この前飛び降りてたでしょ、ダイジョーブダイジョーブ」
「あれは!!!必死だったんです!!!あの時だから出来たんですよ!生きるか!死ぬか!」
「今も必死になれば出来る」
「そんな無茶な!!」




私もそろそろこの無茶ばかり言うマネージャーに別れを告げたほうがいい気がしてきた。
という一文が頭に浮かぶがそれを頑張って振り落とす。いやいや駄目だよ、自分が出来ないこと を人のせいにしてはいけない、そう学校で習ったはずだ。
大体のところ、浮くことは出来るのだから、すこーし操作して、あとは高所に対する耐性みたい なものを身につければ確実にイケるはずなのだ。
私だって、やれば出来る子だ。多分。うん。



そう思っていたら落下してお尻を打った。一応下はマットで落ちても痛くない仕様だけど、 こんな着地を繰り返していたら、確実にお尻がへこむ。
力をコントロールすることと、高いところが平気になること、このふたつをどうにかしなければ、 先には進めそうにもない。



「泣き言言ってないで、ちゃんとトレーニングしなさい」
「分かってますよ!!でもそれにしたってなんなんですかコレ!!!」
「コレ?なにが?」



こてんと首をかしげて見せるマネージャーだが、全然かわいくない!!!私が言いたいのはあれだ。 なぜ私にこんなにも恥ずかしい要素をどんどん足していってしまうのかと言う一点に尽きる。
現在このトレーニングジムにいるのは私とマネージャーだけだが、だれかこれにツッコミを入れて くれる人はいないのかと思ってしまうくらいである。



「かわいいと思うよ、それ、うん」
「まったく気持ちこもってませんが!?」
「あのねーしょうがないでしょ、上からの注文なんだから。 うちはエンターテインメント性ってのを重視してるからそういう演出にもなるの」
「そ、それはそうですけど・・・過剰演出すぎませんか」



そう云い募ればマネージャーは、社会人ってのは従うものだよ、なんて言葉をスマッシュのように鋭く 突きつけてきた。
ぐは、めちゃくちゃ心に刺さる。
いかにヒーローと言えど、社会人。早々上の人たちに文句は言えない。 そうなのだ、それが社会の在り方なのである。せつなすぎる・・・。
しかしコレは、なかなかのエンターテインメントである。ひらっひらふりっふりの衣装に (これはわりといつもだ)(ちょっと慣れてきた自分が怖い)(やだな) 「心の中で文句を言うんじゃありません」 マネージャーの声がまたも突き刺さる。
そして、今空を飛ぶために用意されたものがある。それは・・・、



「どーして傘なんですか!?」
「え?夢があってファンタジックでエンターテインメントだからでしょ。傘で飛ぶって夢があるし」



そうなのだ。
私の右手に握られたものは、傘である。あのさながら、空を飛ぶアレである。多分アレの模倣である。 あんまり言うと色々な方面から怒られる。
しかしまぁただ単に傘といってもこれまた衣装担当さんが全面プロデュースの傘である。
ふりっふりがこれでもかとあしらわれていて、丸みを帯びたデザインなのだけれど、正直これ、 フリルとリボンとで溢れかえっていて、実用性はなさそうだ。
ちなみに雨でも晴れでもOKな代物で、これも私が使うようになったらグッズのひとつとして売り出すらしい。 抜け目がない。ゼッタイこんなの使う人いないよ・・・売り出してもちょっと使うのはためらうよ ・・・・。とにもかくにもこの傘で飛べという事らしい。エンターテインメント性ってやつらしい。
そんな私の微妙な視線を感じながらも、マネージャーは冷たく言い放つ。



「とりあえずあと2、3回練習したら、実際にヒーローの時にも試してみるから。練習頑張って」
「・・・・・・・・ええと、2、3回?」
「うん、とりあえず掴んどいて、今から練習死ぬ気でやって」
「・・・・・う、」
「ガンバレ!」
「う・・・・」
「ファイト!・・・・・あっ、電話だ・・・・あーハイハイハイ、ハイハイ」



じとっとした目線を送って見せるが、マネージャーはそれくらいではまったくひるまない。 どうやら電話の相手が急ぎの仕事のようで、手短に電話を済ませると、 ポケットに電話を突っ込みながら、ちょっと急ぎが入ったから行くね〜と言われる。



「えっ、ちょっ、ま、マネージャー!」
「ハイハイ、とりあえず頑張って今日は練習して、そんで適当な所で切り上げて帰宅してください」
「えっ」



私がなにか言う前に、マネージャーは無情にもトレーニングジムの扉を開けて出ていってしまった。 残された私は異常な傘を持ったまま立ち尽くしていた。しん、とした室内が妙に物悲しい。
ああいうときだけ本当に素早い。言いたいことだけ言いつくしてあとは放置する感じが、 なんとも無責任である。

しかし私は知っていた。
マネージャーは私に伝えたことはたとえ私がNOと言おうが出来ないです、 と言おうがお構いなしに舞台に出す人だという事を・・・!!!!!



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やるか・・・・・・・・」



のっそりとマットから立ち上がりつつ、私には特訓をするほか道はないのであった。 ふわふわなドレスの裾を踏んでつんのめりそうになりながら、私はそう覚悟する。
多分出来なかったとか言ったところで、ハイハ〜イ良いから飛・ん・で!とかなるに違いないし、 ヘタするとビルから飛んだときは出来たんだから、とかいいながらあのビルから突き落とすかもしれない。 やりかねん。やるときはやる奴だ。
裏を返せば私の可能性というものを信じているからかもしれないけれど。

ちょっと段差があればゆっくり下りるだけだから、出来ないこともないけど、自由自在にともなると、 なかなか高度なコントロール力がいるのだ。 練習しなくては・・・・。私は無言で傘を開いて神経を集中させる。 出来る出来る、私は出来る・・・!
目を閉じて祈るようにして集中すれば身体がふわり、と浮かぶのを感じた。 さっきよりは安定していて、恐怖は薄い。
いや、忘れようと脳からその事柄を押し出して いるせいなのかもしれないけど。




@@@




こつ、という感覚がして、ん?と疑問が浮かぶ。
今傘をさして空中を浮遊しているわけだから、なにかに当たるという事はないはずなんだけど。
も、もしかして、とそろーりと閉ざしていた目を開けてみる。



「・・・・・・・・・・・ッ!」



思わず息を飲むほど、予想以上に高いところを浮遊していた。
動揺が出ると途端に先ほどまで安定していたはずの身体がふわ、ふわと上下に揺れる。
先ほどのこつん、と感じた感覚はどうやらさしていた傘の先っぽが天井に当たった感覚らしかった。 しかもマットがあったところからズレて、吹き抜けの方まで動いてしまっている。・・・言うまでもないけれど、 半端じゃなく高い・・・・。
こういうときに限って誰もいないのはどうしてなのか。私に不幸のオプションがついてしまって いるのだろうか。そんな取りとめもないことを考えて現実逃避してしまいたくなる。


今浮遊している高さはさっき飛んだ2倍以上でくらりとめまいがする。
ここから落ちたらとんでもないぞ、と冷や汗が滲みでる。おもわず頼りなく揺れるフリフリ 満載の傘にすがるように両手で握りしめる。すごく今情けない格好になっているけれど、もうなりふり構っては いられない。
まて、落ち着こう。うん。大丈夫、そっと下りれば大丈夫、うん。息すってーはいて ーすってーはいてー・・・。



「大丈夫大丈夫できるできるゆっくりゆっくり・・・・」
「オーイ、そこの奴なにやってんだー?」
「ダッ・・・・!」
「なにその悲鳴・・・アッ、下りれなくなってんの?」
「っ、ハイ・・・・!」
「ブハッ、なんなのアンタ、マジかよ〜」
「まって!!今話しかけないでくださいッ、ギリギリなんです!!!」
「早く下りてくりゃーいいじゃん」
「・・・下りれないんですよ」
「なんだ、受け止めてやるよ、ホラ、」
「・・・・・・・・・・・・・・」



呪文のように精神統一を行っているとその呪文を破って、誰かの声が聞こえた。
傘を握りしめたままに目を開ければド派手な金色が目に飛び込んできた。サングラスを掛けて、 全体的に黄色い姿は、相変わらずド派手で目がちかちかしてしまう。
かなり下の方でたやすく開かれた腕を見る。ライアンさんは早くしろ、 とせかすが今ここで能力をけしてそのままあそこにダイブするって結構勇気いるんだけど・・・・。
ためらうそぶりを見せれば、大丈夫だって!と声を飛ばしてくれるんだけど、それでもなんとなく不安が過る。 傘を握る手が、じわりと汗を出す。
い、良い人ってのは分かってます、この前のことでチーズケーキくれたり、 それだけじゃなくてちょくちょくトレーニングルームで会うとスポンサーからもらった、 ってお菓子くれたりするんだよね、良い人だよ、本当に。食費的な意味でも、ね。
ぐるぐると考え込んでしまえば、少し拗ねたような声が聞こえる。



「おーい、俺じゃ不満だってかー?」
「し、信用できない訳じゃないんですけど、そこまで飛びこむのが怖いっ・・・」
「だからっていつまでもそこに漂ってるつもりかよ、力使い過ぎると疲れるだろ」
「そ、そうです・・・はい・・・」



あー、とかでもー、とかなんやかんやで力を止めることが出来ない臆病な私は、優柔不断にそのまま空中で ふわふわっと浮かんだままだ。 受け止めてくれるのは間違いないと思う、それは分かるけれど頭では分かっていても身体はそう動かない、 そういう事だ。信用していない訳じゃないんだよ〜と少し涙目になる。
しかしこの状況を打破しないことにはどうしようもない。
下を見るとちょうどライアンさんもこちらを見た。バチリと視線が絡み合う。 するとライアンさんは少し困っているような雰囲気だったのを一変させて、少しニヤニヤとしながら、口を開いた。



「早く下りてこねーと、見えてますよ、オネーサン」
「見え・・・・・・・・・・・・・・ぎゃぁあっ!」



語尾にハートマークが付きそうな勢いで至極楽しそうにそう口にした言葉を瞬時に理解することは 難しかったが、ぽく ぽく ちーん・・・・という思考タイムをとった後に導き出された答えに さっと血が頬に上り顔が熱くなる。そうだった今日はより実戦に近くと、衣装もスカートなんだった!



それに気を取られた瞬間に力が抜けて、発動していたNEXTの力も停止してしまった。
ひゅっ、と胃が小さくなるような感覚の後に、どすっと力強い何かに支えられたのは感覚で分かった。
やたらフリルまみれのドレスがクッションとなってそこまで衝撃は強くない。まさかクッションの役割もあったとは・・・ いや、そこまで考えているとは思いにくい。ただ単に、衣装担当のおねーさんの好みだろう。



「ハーイおかえり、子猫ちゃーん!」
「あ、アハハ・・・・・・い、生きてるわたし・・・?」
「おー生きてる生きてる」
「うっ、よ、よかったぁ・・!死んじゃうかと思った・・・っ!」
「はぁ?ちゃんと受け止めてやるって言ったじゃん〜」
「そうじゃなくて、見られたって方」
「ソッチ!?」


とにかく恥ずかしすぎる。
力を使って自分で下りれなくなったのも恥ずかさMAXだけれど、 見られたのも恥ずかしさで昇天してしまいそうだ。涙が安心したのと恥ずかしさとで溢れそうになる。



「わっ、ちょ泣くなよ〜よしよし、もー大丈夫だからなぁ」
「ぐっ・・・うっ、泣いてませんよぉ!」
「はいはい、よしよし〜泣き虫なキティ〜」



ライアンさんの目がすこしだけ見開かれたように見えたけれど、 私は逆に潤んだ視界の中だったので良くも見えなかった。 ライアンさんは何を思ったか、片腕にひょいっと乗せられて、右手は私の目尻から少しだけ溢れた水 を拭うように動く。



「ほーら、大丈夫だって!俺様、ホントの事いうと見てねーし?」
「・・・・・・・ほんと?」
「おう、だって良く考えてみ?フリフリすぎて中まで見えねぇから!」
「・・・・・確かに」
「だろ?」



ニカッと眩しい太陽のような笑みを見て、私の涙も引っ込んでしまった。
そしてフリフリ万歳ってちょっと思ってしまった。くやしい。 そしてそれと同時に人を明るくさせてしまうパワーを持つライアンさんの笑顔は抜群の効果で少し安心してしまった。 年下の子なのになぁ、先輩としてしっかりしなくてはいけないのは私のほうなのに。 ひまわりみたいで自信に溢れた笑顔がどうにもこうにも安心感を誘う。



「ありがとう、ライアンさん」
「前も思ったけどライアンでいーって!敬語もナシな、堅苦しいの好きじゃねーんだ」
「そっか。ありがとう、ライアン。助かりました」
「まぁーな!キティは俺の背中で守られとけ!」



どっどーん!という彼の決め台詞と共にうやうやしく王子のように腰を屈めるライアンは、そのキザっぽい台詞と共にあいまってとっても様になって見える。すごいなー、これぞエンターテイナーだなぁ、という感想が出てきてしまう。
どう頑張っても私にはそう振る舞えそうもないなぁ、と思って苦笑しながら顔を上にあげる。
するとライアンもこちらを見下ろしていたのか、意外に近くに金色に緑がかった綺麗な瞳があって、 目が逸らせなくなる。 外国人って本当にありえない色がすごく綺麗に似合うから羨ましいものだ。
あまりじろじろと見るのも良くないなぁ、と思って、私は口を開く。
そろそろ下に下ろしてもらわなくては、ちょっとあやされてる子供みたいで恥ずかしい。



「あの、ライアン、もう大丈夫だから下ろして」
「ん?ああ、」
「ありがと〜やっぱり地面が1番だよね〜」
「や〜、あのさは高い所が苦手なんだよな?」
「そう、だね?」
「高い所に行かなきゃいけねぇって時どうしてんの?」
「うー・・・・・ん、あんまりそんな機会がないけど、どうしてもって時は気合いだよ」
「っ、き、気合い?」
「うん、あとは他のヒーローに手伝ってもらうとか・・・」
「そっかー、じゃあ俺様が今度から手伝ってやるよ!」
「うん、ライアンにも迷惑掛けるかもしれないけど、よろしくね」
「おー、任せとけ〜!あとトレーニングもしなきゃいけねーんだろ?付き合ってやっから〜!」



カラカラと笑うライアンにつられて私もついつい笑顔で返してしまう、なんて良い人なんだろうか。
トレーニングもこれで1人で寂しく下りれない〜!!などと焦る事もなくなりそうだ。 や、むしろライアンのトレーニングの隅で浮く練習とかすればいいよね、 今の出来事で1人では練習も危ういことが分かってしまったし・・・。 ・・・な、情けなさすぎる・・・・。
乾いた笑いに多少シフトチェンジしたけれど、でもまぁ前向きに考えたい! ぐっと力を込めてライアンさんの目を見つめ返す。



「ライアンさん!」
、さんが付いてる〜」
「あっ!間違った、ライアン、よろしくおねがいしますね!!」
「はーい、こちらこそ、よろしくされましたっ」
「・・・・・あの、ライアン?」
「なぁに」
「その、近くない?」
「なにが」



会話の途中で少し気が付いたことがあるのだけれど、ライアンは距離が近い。 ここにきてからスキンシップの多さに驚きもしたものの、慣れてきたなぁと思ってたのにそれを飛び越える勢いで、 ライアンは近い。
ぐいぐい迫るライアンの顔と腰にさりげに回された手が、さらに私と彼の距離を近くする。
なんか気のせいかと思ったら近い。本当に近い。指摘してもニヤニヤした笑顔は崩さずにさらに迫ってくる。 すごく楽しそうな笑顔だけど私はこの笑顔が苦手だ。先ほどのひまわりの笑顔は身をひそめてしまい、今自分の 前にいるのは肉食獣のライオンの貫録たっぷりな笑顔だ。
なっ、なんで?どうしてこうなった!?とライアンの胸板を押し返す。



ちゃんさぁ〜」
「なんですか?ちょ、私で遊ばないでくださいって」
「敬語、また戻ってる」
「あ!すみま、えと、ごめんね」
「まぁ〜いいケド〜、ちょっと傷つくわ〜」
「ごめんね、ついついなんかライアンって大人びてるから」
「えっ、マジ、嬉し、」

「なにが?嬉しいのかしら?ふ た り と も 」

「・・・・・・・・ジョウオーサマ、今日もお元気そうで・・・」
「カリーナ!おつかれ!!」
「アラッやだっ、ふたりってそういうカンケイ〜!?気が付かなかったわぁ」
「バレた〜?実は、そうだったりして!?」
「ネイサン、馬鹿なこと言わないで!!!アンタも!」



迫られ過ぎてやや仰け反り気味になっていた所に、スッと涼しい風が通った。
トレーニングルームの扉を開けて中に入ってきたのはカリーナだった。怖い顔をしている。 しかしライアンさんの拘束からは逃れられたので深くは追求しないでおこう。
カリーナ、ありがとう!とライアンさんの後ろからそっと手を合わせると、カリーナは腕を組んで ふん、と横を向いて見せた。あれは少し照れている顔かな?なんて思いながら、2人を見つめる。
どちらも勢いが良く激しいので、衝突すると大変なのだけれどここは室内だし、ネイサンさんもいるし、 まだ大丈夫だろう。


「ねぇ、。ふたりが取り込み中だからこれ、たべな〜い?持ってきたの」
「うっ・・・わぁ!おいしそう!かわいい!これ、今人気のところの!!」
「そ〜よぉ、食べたいって思ってがんばったんだからっ!」
「〜〜〜っ!ネイサンさぁーん!だいすきーー!!!」
「あらやだ、嬉しいこと言ってくれるわね」




カリーナとライアンさんが話している間に私はネイサンさんに手招きされる。
後ろで何かを言い合っている2人が気になったけれど、 なにか深い事情が感じられそうな切羽詰まった表情だ。 声を掛けるのもためらわれたので、 私はネイサンさんが持ってきてくれた最近オープンしたばかりの話題のお店のカップケーキにかぶりついた。 食べたかったけど行列だし贅沢するお金もあまりないこともあって、諦めていた代物に こんなところで出会えてしまうなんて・・・!という感激でいっぱいになってしまう。
どお?おいし?と笑顔で尋ねてくる言葉に思いっきり頷いてよかったと見上げれば、 ネイサンさんはそっと近づいて前髪を軽く払って、額に軽くキスをした。は、はずかしい・・・! 思わず額を抑えて赤くなる。だからあんまり慣れてないんだよ・・・フレンドリーなコミュニケーション というのは私にはまだまだなのかもしれない。


「アラ、赤くなっちゃって、か〜わいい」
「うっ、ネイサンさん、からかわないで下さいよ!!恥ずかしいから・・・」
「うふふ〜」

「おい、アレは良くて俺様はダメなのかよ」
「・・・・・・」








天使が落ちてきたと思っ

たら本当に天使だった件

「カリーナにライアンも一緒に食べよ!」
「はいはい、ってホント甘いもの好きよね」
「うん、大好きだよ〜!」
サーン、あーんして」
「ん?はい、あーん」
「・・・・・・」
「おいし?」
「う・・・あ、ハイ・・・うまいッス」
「ちょっと!!!」
「(待って待って、これは平気なんかよ!俺の方が恥ずかしいじゃねーかよ!!)」






(140614)