目を開けるとそこは・・・・・空でした。



「私は鳥になった覚えは・・・ってぎゃぁああああああああ!!!!!」






バサガキドサグッサデキツスゴン!!!!






無論、鳥になった覚えはないから人間だから重力にしたがって落ちる。
途中に木の枝に引っかかったりなんかいろいろして、まぁ・・・・最終的にはおちた。
しりもちついたー。痛ーっ!






そんでまた周りの風景をみて私はまたびっくりした。






「森・・・・・、何で、森、」






ACT.02









しばし呆然。だって森。
は?どーゆーこと?さっきまで私部屋の中にいてセーブしようとしてたよね?
あれ?んーどういうこと?ちょっと混乱中なです。






「てゆーか何で森なのぉぉおお!?私の最大の癒し・・・いやまぁ6畳半だけどね、私のパラダイスマイルームは何処にぃいいい!!







叫んでからふと自分の格好を見直してみると、赤Tシャツに中学の時の半ズボン、そしてカエルさんスリッパ。 なぜかズボンの中にはガムが入っている。さわやかなオレンジ味。いつのまに。 これがRPGの勇者さまだったら、装備最悪。レベル最低。ちっともさわやかじゃない。 武器なーし。食い物ほとんどなーし。あとは赤Tシャツと半ズボンとカエルさんスリッパでクリスマスカラー。 これじゃあうなだれてのたれ死ぬしかないじゃないの!!これでどうしろと?! どーしろって言うのぉぉおおおお!!!!!








さっき部屋にいたときと同じ格好。ただ違うのはあたりの環境だけ。
右を見てびしいっと指を突きつける「・・・木!!」
左を見てえーと以下略「・・・・木!木!!」
前を見て・・・もーいーや「・・・・・木」







頭を抱えてうずくまる。

「ううううう・・・もとはといえばテレビが光ってびっくりして目をつぶったらここに来てた、ってことは えーと・・・つまり、」








ぶはぁーっ・・・・ため息。私は論理的思考には向いてない!うん。 頭の後ろで腕を組んで木の下にねっころがる。はぁーやっぱ山で周りが木ばっかだから空気がおいしいわ。 それにしても、本当にここどこなの・・・・という気持ちはあるものの、なかなか・・・うん、この環境だ。 眠くなってきた・・・。そーいや「あんたの特技は寝ることだけよね!」っていい感じの笑顔で言われたことあったよなー。 ・・・・うとうと、目がとろんとしてきた。自然にまぶたが閉じていく。はわぁー昨日寝たのは確か2時だったな。 どーりで眠いわけだよ・・・・。







「あんた、こんなとこで何してんの?」






眠りかけの私(快適起床率6%)に突如お声がかかった。






「うぎぅあやぁああああ!!!!―――――っう!」







突然声をかけられたからさすがの私もびっくりして目をぱっと開けると目の前にさかさまになった顔が現れて、 さすがの私もびっくりして身体をかなりの速さで起こして、後ずさったらそこにあたりまえのよーに木があって さすがの私もぶつかったというわけです。石頭でも多少は痛い・・・です、はい。


涙目になりつつ、あの顔が出てきた方向を見るとやっぱり顔。顔だねー。
落ち着いてから観察してみると木の枝に足をひっかけてぶら下がっているみたいだ。猿か、こいつ。







「んー?」





ぺたぺたと顔を触ってみる、暖かい。







「本物の人?」
「あのね、俺の顔は見世物じゃないんだけど」
「・・・・ぎゃああぅあああああ!!喋った!動いた!―――――――っ!!」





学習能力なくてほんとすんません。もー1回頭打ち付けました。馬鹿になるー!!
またさらっに馬鹿になる!たんこぶが2個もできて頭がもうぼこぼこだよ!もう、なんなのさ。






「動揺してるとこ悪いんだけど、あんた何者?」
「な、何者って言われても、わからん。日本人だけど」





そう返すと、相手の目の奥の色が変わった気がした。視線がギンッ!となってすごまれる。本気の目だ。
さっきまでの軽そうな調子はいずこに・・・。ともかく怪しい人じゃないと説得しないことには解放してくれなさそー。
特にこの手裏剣から。←重要






「冗談いってると本気で・・・」

なんか首にあたってるブツが!!ブツが、かちゃりと動いた!あー待て待て!

「ちょーっと待ったぁ!冗談、ってか私どーしてここにきたのか分からないんだって!てか知るか!」
「・・・・」









相手は納得できないのか、目をすがめてみせる。あー信用されてなーい。 でもこれは本当のことだ。自分でも訳がわからないのに、人に説明できるわけないじゃんか。 なんとも答えようがない。










「ここで殺されても後でその通りだったって証明されるんだから!今は司法が充実してるから! そんで私の墓にうっつぷして泣くはめになるよ!アメリカだって毛を乾かそうとして猫を電子レンジに入れてチンしたら、 その猫は死んじゃって、だけどど電子レンジ会社が悪いって言って訴えて勝つことができるっていう世の中なんだから。 まぁ私は猫嫌いだから、なんともコメントしにくいけど!!てか飼い主もうちょっと考えろよな!」


肩をぜーぜー言わせて一息で言い切った。後で振り返ってみると自分の言いたいことがなんだったのか、 分からなくなってきた。猫話になってるじゃん!はんっ!!









「しほう・・?でんしれんじ?あめりか?こめんと?・・・・それは何?」
「・・・・は?」









電子レンジとは庶民の弁当作りにかかせないものなんだよ、(人差し指立て)と説明する気もうせた。
何?伝わってない?この私のアメリカ司法の話の凄さが!(違うから)




どうしようもなくなっててをあげて肩をすくめてやれやれ・・・と頭を横に振りつつため息をつき、 あの私もうどーしよーもあーりませーんのポーズをする。 今のこの状況にはぴったりだろう。ちなみにこれは妹にも何度となく使用してきたから、かっこよさ、
渋さ、素敵さともに3ポイント完璧だ!










「そのしぐさは・・・・まさか伊達の旦那の?!」
「はぁ?」









また訳のわからないことを・・・!おのれ、混乱してきたよ。 旦那ってなんのことよ。まっさか私が可愛すぎるから勝手にその伊達の旦那とやらのお嫁さん候補になっていたとか?! おとーさん、おかーさん、どーしてもっと早く言ってくれなかったの!私にも花嫁修業とか心の準備というものが・・・!!


「いや、それは違うから」



キラキラと夕日に向かって駆け出そうとしていた私は首根っこをつかまれて引き戻された。 乙女をなんだと、思ってるのか、こいつ。 そしてさらに空には夕日なんてものがない。真昼間。



「昼?!」



確か私が、学校から帰ってきた時にはもう4時を過ぎていたはず。なのに今見る太陽は、ちょうど私の真上にある。 ここがもし家の近くなら、少なくとも太陽は沈み始めてなきゃいけないわけで、こんなにサンサンと光はふりそそがない。 どこか・・・・・この国は、変だ。

さっきまで寝ようとか思ってたけど、これは相当ヤバいかも・・・・。









「あの、」
「なーに?」
「今って、昼ですか?お昼ご飯食べました?」
「・・・・まだだけど」









沈黙。







「(ホントにここが何処だかわかんないことにはしょうがない!!この人に聞くしか方法が・・・・くっ!)」


「(この子、自分が疑われてるってわかってんのかなー。何か緊張感がないとゆーか・・・・)」





「じゃ、ちょっくら昼ごはんでも食べながら、話でもどーです?」




覚悟を決めた私は、にっこりしつつ相手に言ったのだった。 そして相手はそんな私を見て、呆れているように見えた。いや、だって私の顔見てあからさまにため息ついてるし。 人の顔見てため息って失礼ね!ぷんぷんっ!・・・・あー。悲しくなってきた。 でもね、もうやるしかないじゃないの!!