ああ、もうなんて馬鹿なこと口走っちゃったんだろう。 そんな未来から来ました〜なんてふざけた言葉で信頼なんか されるわけないじゃん。あああー、戦国時代らしく「磔獄門にせよ!」とか 言われちゃったりして、ここで命を落とすのか、。 む、無念でござるぅ!・・・・あ、ヤバ、真田幸村の口癖、うつった! ACT.04 「なるほど!なんと殿は未来からきたのだな!!某感激したでござるぅ!」 「へぇ〜未来かぁ」 そこ、感激するところじゃない気がしますが。 しかもあっさり未来から来たってところを認めちゃってますよぅ! 気付いてーその不審さに気付いてー。いや、気付かれちゃ困るのはこっちだけどさ。 そんなんでいいのか、真田幸村。ツッコんでやって、猿飛佐助。 「ええっと、とりあえずは納得してくれたんだよ、ね?」 「まぁ、最初見たときからなんか違和感を感じたと言うか、この世界の人間じゃないような 気がしたし。それに変な格好してるしさー」 「同感だ!」 「変な格好は余計」 人間じゃないとか言わないでください。なんだ、私は火星人扱いか。 むしろあなたたちのほうが私から見れば変だけど。 かなり変。おお、おもわず拳を握り締めてしまったよ!ははっ! 「真田の旦那、どうする?大将のところに連れてく?」 「そうだな!お館さまにも未来から来た殿を紹介してさしあげたいからな!」 ええっえー、決まりですか。拉致られるの決定ですか。 さっきまであんな不審がってた猿飛佐助もあっさり決定ですか。 でも、連れてってくれるのか。ラッキーラッキー! こんなところでのたれ死ぬなんてまっぴらごめんだよ! 野宿もできれば遠慮したいよ。 「じゃ行くとしますかー」 「よし、佐助!お館さまのところまで競争でござる!」 そうしてよーいどん、のポーズをとり今にも走り出そうとしている。 ちょっと待て、忘れていることがないか? ほら、猿飛佐助、あんたの旦那に1つツッコんでやって。 「ちょっと待って旦那、それじゃあちゃんが置いてきぼりになっちゃうでしょ。 それに馬に乗ってきたこと忘れてる」 「おお、そうであった!」 よくやってくれた、猿飛佐助。 でもねーちょいと距離が近い気がするんですけど。近いよ、近いよ。顔近いよ。 大体真田幸村もおお、そうであった!、じゃないし! ちゃっかり忘れてるでしょ、私のこと! 猿飛佐助がツッコんでくれなかったら、きっと走り出してたよ・・・。 実は真田幸村は馬に乗ってきていたらしく、 茂みの中から馬を引っ張り出してきた。おおう、りっぱな馬。 さっきは団子に夢中で、馬途中で乗り捨ててきたんだな。 哀れ、馬。ヒヒーン! そんな私の考えはそっちのけでかろやかに馬へ飛び乗る。 そこはさすがは戦国武将、真田幸村と言ったところか。 武士っぽいよ。←褒めてるつもり 「私はどーやっていけばいい?徒歩?徒歩ですか? あとからとぼとぼついてけばいい?」 「いーや、それだと日が暮れちゃうから」 声が前でしたと思ったら次は横から聞こえてきた。 瞬間移動したのか、さすがは忍。 さすがはじゃぱにーずにんじゃ! 「俺が連れてくよ。旦那は先に行って「ちゃっかり腰に手まわすのやめてくださいませんかね」 「ちゃん、敬語は無しって言ったでしょー」 「そう言う問題じゃなくて」 「ああああ、佐助ぇ、はは破廉恥であるぞぉぉぉぉぉおおおお!!!」 「真田幸村、やかましいよ。でも猿飛佐助をどーにかして。上司でしょーが一応」 「ちゃんったら照れちゃって」 そう言いつつも真田幸村にはどうすることもできないらしく、じたばたしてるばかりだ。 しょうがない、この分じゃ自分でどうにかするしかないか、まったく。 私は自力で脱出しようと腰に回された手をつねりあげてギブアップをねらう。 でも全然へこたれていない。なんだこの前向きな考え持ったやつ。 「違うって」 「またまたぁー」 なんだか爽やかな笑顔を浮かべつつ、 どこか裏があるような表情を浮かべつつ、 ちゃっかり私の腰に手をまわしつつ、 てかやめろって言ってるでしょ。つねりのダメージ皆無。 ああ、聞いてないふりかよ。 「てか、いつからそんな子に・・・・。 さっきまでは真面目くんだったじゃない」 「やだねぇ、ちゃん。元から俺は真面目だよー」 「・・・・・・・」 「あれ、なんで黙るの?」 「ちょっと、自分が可哀想すぎて涙が・・・・」 「うおおおお、殿!お館さまのところまで競争でござる!!」 ぐいっと手を上から引っ張られて、馬にひょいっといともたやすく馬の上。 あれれ、下で間抜け面な猿飛佐助が見えるですよ。 「あ!旦那ずるい!!」 「問答無用!」 あれれ、いつのまにか真田幸村が後ろに。 どーやら馬に跨る真田幸村の前にぽんっとのせられたみたいだ。 まぁ、助けてくれた、と考えていいのかな。ありがとう。 さっき、こっそり役立たずーとか思ったことは脳内消去させていただくよ。 でも同じところに(馬ね)のせてくれたら競争なんてできないじゃん。 私が馬にのれるはずもないけどー。 とりあえず、猿飛佐助からは逃れられたみたいだ。ふぅ・・・。 うわ、まだ文句垂れてるよー。はい、華麗に無視。 さあさ、お館さまとやらに会いに行きましょーか。 「うおおおおおおお!!!!熱くもえたぎれい!!」 「あつ・・・・」 「旦那・・・ずるい・・・」 まぁ、若干熱さが気になるけどもさらに猿飛佐助の言動も気になるけど。 いざ出発! → |