「・・・んじゃ、私の告白は断るってこと?」
「ああ、断る」


自信満々と言った様子でざまーみろ、と吐き捨てるように言ったシリウスを見て、 私は本当に幸せな気分になった。まぁ、ちょっと上の方でかなーり大きな 舌打ちが聞こえてきましたけどもね!(こえーよ!リフィア!!)
でも私は今ならオクラホマミクサーをひとりでこの視線の中でも踊れるよ! ついでにマイムマイムも!



「よくぞ言った!シリウス・ブラックは男の中の男ね!」
「・・・は?」



ガッツポーズと一緒についつい喜びが顔から溢れ出す。

ああ、自由ってこんなにいいことだったのか。今更ながらに知ったよ。 とりあえず私の罰ゲームはこれで幕を閉じる。
そうしては幸せに暮らしましたとさ、ちゃんちゃん。



「ちょ、お前、待てよっ!」
「待ちませーん!さらばっ!」

「「「「「・・・・・」」」」」



明るい声を出して走り去ろうとしているをよそに目の前の4人+1人は、 ぽかんとした顔をしている。ちょうど数秒前ののように。
そのなかでいち早くそのショックから回復したらしいリリー・エヴァンズが呼び止める。



「あ、あのあなた!ちょっと待って!!」
「(エヴァンズさんが私に声をお掛けくださったよ!かみさまー!)・・・っ!何ですか?!」
「(俺のときは聞かなかったくせに!)」
「「「「(しかもめちゃくちゃ満面の笑みだよ・・・!?)」」」」



嬉しさが隠しきれてないのか、笑顔もかなりのものとなっている。 自身は気付いてはいないが別の意味でのリフィアとは違った破壊的笑顔。 さっきの不機嫌顔しか見ていなくさらに笑顔を見慣れていない5人にとっては新鮮も新鮮。 そして、



「(・・・かわいいっ!)さっき私のこと大好きって言ってくれたわよね?」
「(やっぱ駄目だったのかな、いきなりはさすがにね、がごーん・・)あ、はい・・・」
「是非お友達になりましょう!今すぐ!今すぐに!!(こんな可愛い子ほっておけるわけ無いわ!)」
「え、マジですか!?やった!!(よっしゃー!やった!リフィア、私やりました!)」



リフィアの罰ゲームも悪いことだらけだと思っていたけどそうでもなかったなーと 多少強引にだが話を進めてくれてありがとうと感謝の気持ちを心の中で思った。
それにしても、どうしてあの有名なリリー・エヴァンズさんが私のことを・・・?



「あれ、知らなかったかしら?時々リフィアと一緒にいたのだけれど」
「(うそん!マジで?!リフィアめ!)えええええ、ししし知りませんでしたっ!」
「それでリフィアからは名前を聞いてたっていう訳」
「うがー!リフィア!ひどいひどい!エヴァンズさんと知り合いだったなんて知らなかった!」



くすくす、と笑うリリー・エヴァンズさんに顔の前で手をぶんぶんっと振って大声で叫ぶ。 気付けば周りの視線も1人占め。というかさっきからずっとか。 悪戯仕掛け人とか全然声聞いてないし。 みんなどーかしたんだろうか?



「私のことはリリーって呼んで!私もって呼ぶから。敬語もなしね」
「エヴァンズ、僕も愛しのリリーって呼んでいいかい?」
「ポッターは黙ってて。私はに話しているのよ!」
「ポッター?」
「やぁ、。僕はジェームズ・ポッター、リリーの彼氏さ」
、ポッターの言うことは気にしなくていいわ」
「あ、そう?まぁでも一応よろしく、ジェームズ」
「僕はリーマス・ルーピン」
「あ、僕はピーター・ペティグリュー」
「うん、おっけ!リーマスにピーターね!私はでいいよ」
「まぁ、のことは知ってたけどね」
「へ?なんで?」
のことはさっきも言ってたけどリフィアから聞いていたんだ」
「そう、はちゃめちゃぶりでは僕らにも劣らないってね!」
「それはいい噂なんだろーか・・・」
「げ、元気だして!ね!!いいことだよ!」



ピーターが必死で慰めてくれる。リフィアめ・・・知り合いだったのか。でもまぁリフィアのおかげで、 リリーとも他のみんなとも仲良くなれたし、まぁいっか。 そう思いなおしてにっこりと笑うと3人も一瞬あっけにとられた後にっこりと笑い返してくれた。
良かった、仲良くはしてくれるようで友好的な雰囲気。
さすが、美形さんたち笑うととてつもないオーラが漂ってくる。 だってここだけきらきらしてるよ!うっわリフィアにも負けずとも劣らないって感じ!



「それにしても、こんな所でシリウスに告白するとはもやるねぇ」
「(それは逆らえない事情が!)・・・あーうん。どうも」

を振るなんて信じられないわ!こんなに可愛いのに!ああでも私としては
そのほうがかなり都合がいいけど。馬鹿犬だからしょうがないわよね
「なんか言ったか?!」
「いや、むしろ振ってくれてありがとうって感じなんだけど」


苦笑いで言うと、みんながみんななんで?と言ったような顔になる。
言いたいけど、ね。うん。あの、うしろにね、リフィアさんがいるんですよ。 いるっていうか正確には私に後ろから抱き付いているというね。



「(いつのまに背後に!ううん、それより下手なこといったらやられる・・・!)」
「あら、みなさん。こんにちは」
「リフィア!」
「リフィア!リリーと知り合いだなんて知らなかったよ!!」
「言ってなかった?」
「言ってないよ!もっと早く言ってよ!(そしたらもっと早くにお知り合いになれたじゃん!)」
「まぁ、結果良かったんだからいいじゃないの。それにしても残念、」
「なにが、ってああ、言わなくても分かってるよ。ていうかちゃんと言ったからね!」
「はぁ、本当に残念。こっからロマンスが始まると思ったのに」
「そんなん始まらなくてもいいの!」
「シリウス・ブラックはのどこが気に入らないっていうのかしら・・・」←じろり
「(なんかこいつヤバい気がする・・・っ!)」
「いいじゃん、もう過ぎたことなんだしさ!私はリフィアとずーっと一緒にいられてうれしいし」
「あら、私は?」
「もちろん嬉しいよ!」
「「(こんなに可愛いなのにシリウスは・・・・)」」←ヤバいオーラ



ため息をつきたいのはこっちだよ、まったく。
ごめんね、とそっぽを向いてしまっているシリウスに目で謝って、でもありがとう、と
口パクで言うとそれで何故だかシリウスは固まってしまった。どうした、キラキラ不憫美少年よ。
不思議に思うがとりあえず私はやり遂げたよ。このかなりのレベルのミッションを! シリウスの両手をつかんでぶんぶんと上下に振りありがと!ありがと!と繰り返す。


「でも本当にありがとー!私救われたよ!(リフィアの悪夢攻撃からね!)」
「え、ああ・・・(なんなんだ一体こいつは)」
「すごく感謝!君はいい人だ!」
「・・・・っ!」
「え?!?!(ぎゃー私のが!)」



相手がなにかぶつぶつ言っていたような気がしたけど、こういうのよく 日本人はやるよね、よく握手を。あたしもリフィアにやるし、(ていうかリフィアだったら抱きつく方が多いか)
とか思ってたらリフィアとリリーに思いっきりひっぺがされた。べりっと音がしそうなくらい。 手が引きちぎれるかと思ったよ!


「ちょ、リフィア!」
、行くわよ。ていうかお礼言わなくてもいいでしょ」
「だって、シリウスは私を悪夢から救ったし」
「悪夢・・・なんのこと?まったく、そうそうシリウスには特別に日本式であいさつをしておくわね」
「に、日本式ぃ?!」
「え、リフィア。日本式って・・・・もしかして、」
は気にしなくていいのよ、ふふふ」



さっとシリウスの方に杖を向け歩きながら呪文を唱える。さすがリフィアは器用なだけある。
でも日本式・・・って・・・あれ地味に痛いし。前に面白半分で話したのがまずかったかな。
これで日本という国が誤解されちゃったらどうしよう。うううう・・・・・、
気のせいだと思いたいがリフィアにずるずると引き摺られていく途中で、すごい叫び声が聞こえた
・・・・気がした。気のせいだよ、うん。





next→
------------------------------------
リリーとリフィアは似た様な性格。
リリーは全面に主人公ラブ。リフィアは影ながららぶ。