あれから2週間くらいたったような気がする。 あれからっていうのはもちろん、あの罰ゲーム告白のこと。あのシリウスに(ようやく名前覚えれた!なんかまぎらわしい んだよね、シリアス、とかとも似てるしさ)振られたーっていう報告をリフィアに再度したら 「あら、そう別に罰ゲームなんだからちょうど良かったわね」と微笑まれた。ええー! なんか意外にあっさりでこっちが拍子抜けしたんですけど!罰ゲームだったんだよ、ごめんねって謝った 方がいいかなぁ、とも言ってみたんだけど「断られたんだし、いいんじゃない?」と軽く言っていたので、 あの告白は私の中ではなかったことにしておく。 あー幸せ。何にもこう後ろめたいことが無いって幸せだよねぇ、と 隣にいるリフィアに声を掛けてからよいしょ、とベッドから立ち上がる。 ちなみにもちろんリフィアとは同室だ。それがもとで仲良くなったようなものだけど。 「・・・を起こすために私がどれだけ苦労したか分かっててそういう事言ってるの?」 「は?何?なんのはなし?」 聞き返すとリフィアの端正なお顔に青筋がびきびきっとなるのを見た。(これはヤバいね!)(うふ☆) どうやら大変だったらしい。まぁ私には記憶がすっぽりとなくなっているのでよく わかんないけど! 「蹴っても殴っても起きないんだから・・・もういいわ、朝食に行きましょう」 「ちょ、リフィアちゃん!また蹴ったの?殴ったの?!」 「起きないんだからしょうがないじゃない」 「どーりで知らないうちに青あざ増えてると思った!」 「本当に私がいなかったら毎日朝食なんて食べれないわよ」 「うーん、・・・感謝してます」 不本意だがしかたない。日本にいたときには朝食どころか学校へ行くのにも いつも全速力で走ってぎりぎりせーふっといった感じでいつも先生に叱られてたっけ。 ・・・嫌なこと思い出しちゃったじゃん。うへー。 とにかくリフィアのおかげで私は規則正しい生活を送ることができるようになりましたのさっ、 ちゃんちゃん!でも結局朝はいつもこんな感じになってばたばたしちゃうけどね。 * 「ッ!!おはよう!」 「ぐへぁっ!!」 「リリー、私も居るんだけど」 もう少しで大広間についてご飯、ご飯!とるんるん気分ではしゃいでたら、 ばたばたっと騒々しい足音が聞こえてきて、後ろからタックル・・・抱きつきですさまじい衝撃。 かえるがつぶれた声なんていうのはこんな声だろう。聞いたことは無いけど、我ながら 変な声を出してしまった。 思わず涙目になりながら見上げる。 「涙目も可愛いわぁー!!(しかも上目遣い!)」 「うぐっ!あ、あのリリー?(嬉しいけどっけど苦しっ!)」 リリーのほうが少し(あくまでほんのちょっとだ)背が高いのですっぽりとその腕の中に 入ってしまう。日本人の方が小さいのはわかっているんだけど!けど! 首が、しまるぅぅぅぅうう。り、リフィア!たす助けてプリーズ・・・!と目で訴えてみると、 さすがに哀れだと思ってくれたのかばりっと引き剥がしてくれる。 「あら、リフィア。おはよう」 「さっきからずっと居たんだけど」 「まぁまぁ!さぁごはんだー!ごはんたのしみーっ!」 「「(微笑ましいわ・・・)」」 なんだろ前の時はこれほどにないってくらいの素晴らしい連携プレーだったくせに (そういえばあのあとシリウス・ブラックはだいじょーぶだったんだろーか、激しく疑問) (リフィアに聞いたら大丈夫よ、と微笑んでいってたので平気かな、) 今はちょっと険悪ムード?リフィアが不機嫌になると後ろでブリザードが吹き荒れるので、 これから一緒にご飯を食べるこっちとしては是非とも避けたいんだけど。 私なりに頑張って2人の会話を強制的に打ち切って歩き出す。 今日の朝御飯はなんだろなぁー、うっきうきわっくわくー。 てゆうかリリーもレイブンクローに来てくれればすっごく楽しいんじゃないかなぁ、ほら、 リリーって頭も良いし。とリリーに言ったら感激されてまた凄い力で抱きしめられて リフィアには睨まれた。(余計なこと言うなって?)なんだかんだいってリフィアとも上手く やっていけそうだしさ。 「ほんっとには可愛いわーっ!!むしろグリフィンドールに来て欲しいくらいよ」 「それも楽しそうだね。あ、」 途中で視界に入ったある人物の影を指差す。 ちょうど私のさした方向にはジェームズたち。振り返った途端にリリーは渋い顔をした。 相変わらずいけすかないらしい・・・さっきの表情と比べるとかなりの差だよ。 これはこれで可愛いと思うけど。それにちょっと前に「リリーって大変だよねぇ」と人気者のジェームズの リリーに対するラブアタックを一通り見た後で耳打ちすると「わかってくれるのね!」と 目に涙を溜めて大声で叫ばれた。(魅力倍増になってるよ!ジェームズが惚れちゃうのも無理ないよ) またしてもリフィアが睨んで舌打ちをしたのは気付かなかったことにしておこう。 とりあえずリリーは入学当時から知的美人+優しいって感じでレイブンクローでもその噂は 絶えることがなかったもんだから、すごーく憧れてたんだけど今は今で知り合ってからは、 その性格の可愛いところとかも見つけちゃったりして。 ・・・とにかくリリーが余計大好きになったってこと。多分リリーについて語らせたら右に 出る奴はいないぜ、ははーんみたいなね! きっとこれでジェームズと一生語れるくらいの情報はあるからリリーには悪いけど 逆にジェームズとは仲良くなれそう。ああ、リリーと知り合いにならせてくれてありがとう! 神様!仏様!おっと忘れずリフィア様! てゆかーまたまたなんで目を離すと二人は睨みあってんの? 私と知り合う前からこんな険悪な感じだったの?! 日本の言葉でいうとそう、犬猿の仲って感じ。ホグワーツって日本人全然居ないから 言ったところでなにそれって顔されると思うけどさ。せっかくなんだから仲良くすればいいのに。 「おはよう、リリー!、リフィア」 「あ、おはよージェームズ」 「「・・・・・」」 って!2人とも無言かよ!ついついツッコんでしまった。 それにしてもジェームズさっきまで向こうに居たのにいつのまにこっちへ?! 愛の成せる技だよ、と朗らかに答えるジェームズ。愛っていうか・・・。あからさまにリリーの名前だけ力入ってたよ? いいけどさ。愛だから。リリーの可愛さには何者も負けるもんね! 「今日は絶好の悪戯日和だね!」 「今日も何か悪戯するの?つかまらないようにねー」 「ああ、もちろんさ!」 お前の場合、絶好とか関係ねーだろうが、という冷ややかな目線を送る美女2人。 当然平凡な私は震え上がりそうになるけど、ここはグリフィンドールの人気者。 それだけでは少しもダメージを受けないらしい。私にもそのずぶとさ少し分けて欲しいくらいだよ。 一生無理だと思うけどさ。ああああ・・・すごく視線を感じる。 そりゃそーか、美女2人に美男1人。注目を浴びない方がおかしい、素晴らしい組み合わせだ。 でも当の本人達はまったく無関心。そんなこと考えてもいないらしい。 ダメージを受けてるのは私だけってこと。日本人は奥ゆかしいから緊張しちゃうよ! 「はぁぁああああー・・・・」 「どうしたの?」 「ぎょえ!」 「(ぎょえ!ってなんだろう?)あれが迷惑掛けてるみたいでごめんね」 「り、リーマス?!びっくりしたーっ。でも救ってくれてありがと」 「(救ってくれて?)ごめんごめん」 「ほら、あのオーラに1人では太刀打ちできなくてさ」 「ああ、リフィアとリリーのことね。収まるまで先行く?」 「うん、とりあえず避難しとく」 避難しとけばこのブリザードからは一時離れられる、と心の中で 思ってリーマスにふかーく感謝した。んじゃ、3人とも後で!(気付いてないけど!) next→ ------------------------------------- かなりの時がたってますけど、一応リリーを通じて 交流はあるみたいです。 |