「うわおっ!何、リーマス?!」 「リフィアが来るまでここで食べていきなよ(にっこり)」 「(うわぁ・・にっこりって!)ええ、でもここグリフィンドールだよ?迷惑じゃ、」 「全然ないよ。それにこっちのテーブルの方が近いしね(にっこり)」 もうすでに食べ始めていたピーターの肩に手を置いてね?とピーターに問い掛けている。 振り向いたリーマスの顔をみたピーターは一瞬止まった後、かなりの高速スピードで首を 縦に振ってくれた。どうやら歓迎してくれるらしい。 「じゃお言葉に甘えるよ!(早く食べたいのは本当だし!)」 「そうこなきゃね、ピーター隣詰めて」 「うう、うん」 「ピーターありがとーっ!」 どすんっとピーターの開けてくれたところに座る。リーマスも私の頭を何故か何回か よしよし、となでた後に私の横に座る。本当にリーマスは優しいなぁ、 あ、このロールパンおいしーっ、しあわせ! 「そーいえば前リーマスがくれたお菓子、すごく美味しかったんだけどどこで買ったの?」 口をもぐもぐさせることは忘れずに隣でカボチャパイに手をのばしているリーマスに 問い掛ける。前に廊下でたまたますれ違った時に私のエネルギー源を(まぁつまり大好きなお菓子)くれたのだ。 「あれはホグズミードで買ってきたんだ」 「へぇ、あんなおいしいの売ってたんだ、知らなかったな」 「じゃあ今度案内するから一緒に行こうよ」 「え、ほんと?いいの?!行く行く!(リーマスってやっぱいい人!)」 「いいよ、楽しみだね(ピーター、シリウス悪いねー)」 横目でピーターを見つつ勝ち誇るリーマス。言葉を交わしたことは少ないとは言え、 ピーターがに少し惹かれているのに気付かないリーマスではない。 はそんなリーマスには気付かず、ハムエッグと格闘中だ。 「あそこのお菓子はおもしろいしおいしいし文句なしだよねー」 「だね。全部新作は試すようにしてるけど、結構いけるんだよね」 「新作全部?!リーマスそんなに食べれるの?」 リーマス細いのにぃ・・と羨ましげな視線を送ってみる。 あんなに細いのにそんなに食べてしまえるなんて。どこに入っていくんだろーか。 生命の神秘ってこういうことかな。じっとリーマスをみて考えてみる。 「明らかにお前の方が良く食べてんだろ」 「そうかなーそんなこと全然なっ・・・ぐはっ!」 「っ!何すんだよ!!!」 どんなときでも食べ物は放さないとカボチャジュースを飲みながら顔を前に向けたのが 仇となったのか。声のした方向をみるとあのシリウス・ブラックが座っていた。 あの罰ゲーム事件からは全然見てなかった、久々だなぁ。 とりあえずこの気まずい雰囲気をなんとかしようとしてにへら、と笑ってみる。 「えーっと顔黄色いよ?・・・確かそんなよーな病気があった気がする」 「お前がカボチャジュース噴いたからだろ?!!!」 「あー・・・ごめんなさい」 シリウスは叫んだ後、杖を取り出してさっと一振りした。黄色いカボチャジュースだったものは 消えてもとの整ったでもあの不機嫌そうなリフィアにそっくりのこわーい顔をして私の方を見て、 睨んだ後ウインナ―を切り刻んでる。うわぁ、めっちゃご立腹そう。ウインナ―ずたずた! でも、この顔にはちょっとリフィアで耐性がついてる。慣れたくなかったけど! (お、怒ってるよな・・・すいませんごめんなさい!あ、クロワッサンおいしそう!) 悪いことしたな、とは思うんだけれどももうこれ以上会話する気はない!というようなオーラを出している シリウスに下手に近づくとヤバいことになるだろうなーとリフィアで学んでいた私は クロワッサンは3個目になるけど手にとって口へ放り込み、次は何を食べよう、と考えている。 隣でピーターが居心地が悪そうに体を揺らす。なんでだろう。 「ピーターこれおいしいよ、私大好きなんだ!」 「へ・・・へぇ、そっか。お、おいしそうだね(2人の視線が怖いんだけど!)」 ピーターのお皿にいろいろおかずを取ってあげると余計にピーターの握りしめているフォークが 震え出した。あれ、空腹でいらいらとかじゃないの? 首を傾げてみるとピーターはさっと向こうを見てしまった。へ?どしたんだろ? 「(ごめん!僕はこの2人の視線に耐えられるほど強くないんだ!)」 「ピーター・・・?だいじょーぶ?」 「大丈夫だよ。ピーターは食べすぎただけでが悪いわけじゃないし」 「そっか、食べすぎね」 リーマスの言葉もあって私は安心してそれじゃ、ひき続き食べますかっと 目の前のおいしそうなものに手を伸ばす。 ん、あのー・・・視線が凄く突き刺さってくるように感じるのですが。 下に向けて極力かかわらないようにとしていた顔をそっとあげて様子を窺う。 「あの、シリウス・ブラックさん?何か・・・?」 「別に」 「そ、そう?ならいいけどさ。あ、ピーターそのジャム取って」 「気にすること無いよ。シリウスは朝弱いんだ」 「弱いの?私も朝起きれなくてさー。体中あざだらけなの。あ、ピーターありがと」 「あざ?」 「起きれないからリフィアに・・・・あ、リフィアおかえり」 「何を話していたの?」 「い、いや別になんにも!」 突然背後に現れた魔王のようなリフィアにビビりながら弁解する。 ようやくこの3人の決着はついたらしい。うしろからリリーとジェームズが(仲良くとは言いがたいけど) 歩いてくる。ジェームズの眼鏡の壊れようには目を瞑っとくとして! うふふ、人間知らないことがあるほうがいい事もあるよ、うん。 「あ、リフィアも座る?クロワッサンおいしいよ」 「」 「はい!何?!」 「私たちの寮はどこだったかしら?」 「レイブンクローでっす!」←敬礼 「じゃ、戻りましょうね」 「ぐえっ首!クロワッサンが出る!」 「汚いわね」 前も見たことがあるこの引きづられをあっけにとられながら見送るグリフィンドール生たち。 「あなた勝手に逃げたわね」「ううん逃げてないよ!」「逃げたわね?」「うっ・・・!」 という会話がとぎれとぎれに聞こえてくる。 「ああもう、結局とお話できなかったわ!」 「リリー、僕が居るさ」 「あなた少し黙っててくれない?」 その時のリリーの顔はまさに鬼のようだった、とのちに腹痛をおこしてばかりいるピーターは語る。 * 「それにしてもリーマス、あなたを誘ったわね?(私でさえ誘ってないのに!)」 「うん、一緒に行こうよって言ったけど?」 「それは私に対する宣戦布告かしら?」 距離は離れていたはずなのに聞こえていたのか、腰に手をあてて上から目線でリリーが言う。 地獄耳だ。恐ろしい。愛ゆえに愛ゆえに。震えているピーターと興味なさそうなシリウスと 無視されているジェームズが見守る中、ビュゥゥウウウと冷たい風が吹いたかに思えた。 しかも今ならブラックスマイル付き。 「そう思うんだったら、そうなんじゃない?」とリーマスも立ち上がりこちらもブラックスマイルで 言い返す。ブラックスマイルVSブラックスマイル。夢の競演・・・見たくない。 と、ここはさすがのジェームズ、口をはさむ。 「まぁまぁ、そう怒らずに朝食を食べようじゃないか」 「そ、そうだよ、リ―マス、リリー。ここに座って!」 おずおずとピーターも2人に座れるようにリーマスのいた場所とのいた場所を指す。 しょうがないわね、といったような顔をしてリリーが腰掛ける。 (ジェームズが僕の隣には座ってくれないのかい?!と騒ぎ立てたけどリリーがクロワッサンを掴んで 口につっこみ黙らされていた。さすが、リリー) 「・・・リーマスもリリーもあんな平々凡々な女のどこがいいんだ?」 「あなたそんなこと言って私に喧嘩売ってるの?が平々凡々?」 「シリウス、君はまだまだだね。リリーは見る目があるよ」 「ええ、彼女の魅力がわかるのはリーマスと私だけみたいね」 せっかくおだやかな朝食になろうとしていたのに今まで黙っていたシリウスが、 こんなことを言い出すので一気にリーマスとリリーは不機嫌になってしまった。 「っ!あいつは俺に恥をかかせたんだぞ!!!」 「あいつじゃなくてよ」 「そのうえあいつは!」 「「」」 「〜〜っは俺のロールパンを奪って挙句の果てにはカボチャジュースを噴いたんだぞ?! しかも俺の、顔に!最悪だ!!しかもあいつの国のあいさつはあんなんだぞ!あれは痛い!」 「いいじゃない、たくさん食べるのはいいことよ」 「カボチャジュースを吐いたのはシリウスが変な顔してたからじゃない?」 「あいさつはの国の問題よ。が悪いわけじゃないわ」 「・・・・っ!」 しれっと言い返すブラックスマイルズ、なかなかいいコンビに見えてしまうのは何でだろう。 さっきまでの険悪さは嘘のようにみごとな連携でシリウスを黙らす。すごい、とピーターは思うが それに比例してどんどん機嫌の悪くなっていくシリウスを見て震えるばかりだった。 next→ ------------------------------------- |